3姉妹のワーママ歴17年の筆者が語る上機嫌なママを作る方法
ママのご機嫌が良ければ家族は安泰といっても過言ではありません。
ちょっと言いすぎかも知れませんが、家庭の存続はママのメンタル状態に左右されると思っています。なぜならば中学生までの子供への影響力は接する時間の長さから母親がほとんどであるから。
お母さんのメンタルが良くない状態であれば、当然子供にも影響が及びます。
さらに妻の日常的な会話等から夫婦仲も悪化する可能性があります。この事から上機嫌な母は家庭円満につながると思います。
ママのストレスを軽減させる対策が必要
現在ほとんどのお母さんは家事・育児を一人で担当する場合が多いです。
朝から晩までワンオペ育児がつらい・・・
ひと昔前は同居の祖父母などの力を借りて行われたのですが、核家族が多くなった今ほぼワンオペ状態となっています。
他者の力を借りたいけど夫が仕事で忙しかったり、兄弟・姉妹も年が近い事が多くまだ手伝いをできる状態ではない場合が多いのが現状です。
外見は母だが、妊娠・出産後にすぐに中身も母にはなれない。
妊娠中は体の変化はあるが、子供と一心一体です。しかし出産後は出産後の自分のケアもままならず新生児のお世話を自分がしなければなりません。ワンオペの場合は新生児の命に係わるので、一生懸命のお世話が始まります。2時間おきの授乳やおむつ交換、夜泣きが始まって否が応でも少しづつ母にならざるを終えないのです。
ママの自由時間確保は難しい。
乳児から歩くようになっても、自分の最大のファンができたようになります。姿が見えないとトイレまで探しに来ます。離乳食を頑張って作ります。日中はお散歩をしないと夜はぐっすり眠りません。
お風呂も一人ではまだ入れません。清潔な服を着せないといけません。寝かしつけた後に自由の時間があるのかも知れませんが、一緒に眠ってしまいます。
今は大変だけど、そのうち楽になるわよ。
公園で会った先輩ママ達は「もうすぐしたら楽になるから大丈夫よ」などと励ましがあるのですが、確かに介護と違って子供は成長します。しかし、ここからワーママの道に進むと、いばらの道が待っています。
衣・食は家族の活動と共に毎日発生する。
毎日朝が必ず訪れます。ごはんは3食食べないと(食べさせないと)いけません。清潔な衣服を着せるためにはこまめな洗濯が必要です。リビングは掃除をしないとすぐにゴミでいっぱいになります。
夫も万能である場合があるかも知れませんが、多くの場合は出産後産休をとって育児をしている流れでだんだんそれは母親の当然の担当というようになっていきます。
毎日のタスクで一年があっという間に過ぎてゆく。
次第に衣食住でママ達の頭の中が一杯になって行き、出産後は子供の成長と共にいつの間にか数年があっという間に経過していきます。生まれつき聖母マリア体質のような自己犠牲ができる人以外は、気が付くといつの間にかいつもイライラしている自分に気が付きます。
最近なんだかいつもイライラしてしまう・・・
イライラするママを改善するには作戦が必要。
そこで家族の安泰の為にもママを機嫌よくさせることが必要不可欠となります。まずはママのタスクを減らすことが必要です。真面目なお母さんは家事・育児=自分の仕事だから楽をするのに罪悪感があるようなのですが、いつの間にか気づかないうちに我慢やストレスは溜まっていくので、その前に対策をするのが必要です。
対策
まずは夫に協力の要請をして、便利な家電やサービスを利用してママの時間を作ろう!
とにかく現状を変えるために少しづつ環境を整えていきましょう!
家事【掃除編】
1.物を減らす
物はいつの間にかどんどん増えていきます。一度に全部は無理なので、まずは防ぐことから始めましょう。家に届くDMなどの処分等軽めのところから始めましょう。注意として自分のものを処分するのは良いのですが、家族のものを勝手に処分してはいけません。
2.リビングから対策をする
家族がいつも長い時間過ごす場所から見直しをしましょう。一つきれいな場所を作る事で、心の平和が戻ってきます。毎日の家事プラス家中の収納などの見直し等できるはずがないので、まずはリビングから始めましょう。リビングには家族の所有物をなるべく放置しないようにしましょう。
3.家電(自動ロボット掃除機)や食洗器の導入を早めにしましょう。
奥さんが楽をしているのではなく、このスタイルが当たりまえにするようにします。
金銭的な問題があるので、一度には無理でも家電お試しレンタル等のサービスを利用してみて、夫も説得しましょう。
そして重要なことは、自動ロボット掃除機はフラットなところしか掃除ができないので、事前に床にものを置かないようする事が必要です。
家事【食事作り編】
お母さんの食事作りは乳児検診等で保健婦さんから乳幼児の離乳食の栄養指導をされる事から始まって行きます。そこから一汁三菜が一食で取れるようにとか指導されます。
外食の際を除き、栄養や家計管理の事から基本は365日続けてずっと食事を作っていく事になります。
赤ちゃんの栄養状態はこれからの成長にとって重要です。
お母さん、頑張ってくださいね。
赤ちゃんのお世話だけでも大変なのに・・栄養の勉強・・・。
1.栄養は2.3日でトータル取れると良しとする。
これからずっと家族の食事の担当者となるのですが、完璧を目指さないようにしましょう。
1か月ぐらい栄養の偏りがあると病気になってしまいますが、栄養は基本2.3日で偏りがないぐらいに考えて良いとおもいます。朝すぐに作れない時などは簡単に食べれるもの(パン・果物バナナ等)を常備していると時間稼ぎになります。
2.買い物はネットスーパを利用したり、材料キットの宅配サービスを利用しても良い。
食事を作る時間も大変なのに、毎日でなくても子供を預けたり、子連れの買い物は大変です。休日に夫と一緒になるべく買いだめをしたり、ネットスーパーや、宅配サービスを工夫して利用しましょう。
3.調理家電や圧力鍋を利用して時短をしよう。
調理家電や圧力鍋は少ない時間で初めにあらかじめ調理して後は放置すると煮物などを作る事ができます。
調理家電が敷居が高い方は、圧力鍋からチャレンジを勧めます。スペックの違いで高いものもありますが、ディスカウントストアでも圧力鍋は手に入ります。予算がまだ取れない場合は安くてもちゃんと調理できるので、試しに安い圧力鍋からでも是非使ってみてください。
ママのメンタル改善
1.手軽にできる気分転換に是非、美容院に行きましょう。
女性の場合は男性に比べて料金が高めなので、まだ働いていない場合、美容院へ行く間隔を長くしている人が多いのではないでしょうか。特に乳幼児と24時間一緒にいる場合は特に数時間子供と離れる時間が取れるし、綺麗にしてもらえるので、気分がリフレッシュされます。
ママが綺麗をキープすると自分も夫も子供もうれしいので、費用対効果としても安価なほうだと思います。あまり髪を切らなくても部分カラーや洗髪・ブローしてもらうだけでも気分転換になると思います。
2.出産して身軽になったので、ダイエット・筋トレなどを試みる。
妊娠後期はおなかも張り出して、下向きに寝転ぶことができなかったりだったのが、やっと一人の体に戻ったからこそ、軽い散歩から始めて筋トレなどにチャレンジも可能です。
運動すると気分もリフレッシュします。(私はダイエットはあまり成功できませんでしたので偉そうなことは言えないのですが・・)
3.好きだったけど断念していた趣味などを思い出してみる。
出産直前まで働いていて、日々の業務で忙殺されてしまっていた為、忘れていた事を思い出してみる。
学生時代に好きだった音楽や、推しだったアーティストやちょっとかじったハンドメイドなどを思い出してやってみたりすると気分がリフレッシュされるかも知れません。
赤ちゃんのお昼寝の時間を利用して自分の「好き」を探してみてはいかがでしょうか?
結論:ママのメンタルが向上すると家族のこれからをプラスの方向で計画をすることができる。
出産・育児で悩むと悪い方向に計画が進んでしまう。
出産後の悩みは、先ほど挙げてきたとおり道理も環境も変わっていますので、体力的にもメンタル的にも「産後鬱」になってしまう人がいるくらいに悩みが尽きません。
その結果、メンタルが悪い方向に進んでしまうと、この環境から逃げ出すことを考えてしまったり、
ママ自身が鬱になってしまって通院が必要になったりしてしまったりして、家族が一向に良い方向に進みません。
ママのメンタルが良ければ、これから先の家族設計を立てることができる。
一方、ママのメンタルが良くなると家族が増えたことを実感できて、これからの子供の成長と共に楽しいことを見つけることができるようになります。
1.家族年表をつけることが出来る。
私も実際今から20年ほど前に作ったのですが、エクセルなどで子供と自分たちの年齢の表を作りました。(20代の時、自分が60代までの設定で作りました。作ってみて、びっくりしたのを覚えています。)
そこに子供の幼稚園、学校入学・卒業の行事を書き入れていきました。
すると、自然にお金の流れが見える化され自分たちがどのように行動しなければならないかを思い知らされることになります。
(理想を叶える為には、共稼ぎが必要だったり、そのための準備や時間など)
2.家族年表をつけてどのように対応していくかを話し合う事ができる。
どんな生活圏で将来をどうするのかとか大まかな計画でよいと思います。
家族年表を作って、とにかく夫婦で同じ方向を見ることができれば、家族の生活を改善することを協力して行うことができます。